かわロボ経験者には耳タコでしょうが、他業界から今回初めてミニかわロボ作る(作ってみたい)人向けに、ポイントをまとめてみました。私も完璧に把握しているわけではないですし、使ってみて判ることも多そうですので随時追加します。「これも追加してみたら?」的なご意見も募集中ですのでコメント頂ければ助かります。
正解はないのであまり気にしすぎず、参考程度として頂ければ。
※図表を使って説明したかったのですが時間取れず、取敢えず文字のみで。。。
1.メカ
片持ちを避ける、具体的にはサーボの出力軸に直接負荷や衝撃が掛からないようにする
NG例:サーボに直接車輪を付ける OK例:ギヤを付けて伝達する
→サーボ直接固定する場合も、車輪やサーボ固定にクッション性を持たせればマシ
過負荷の時に意図的に破損する箇所を設けて交換可能にする(サーボセーバー)
2.エレ
サーボには数百uF以上のコンデンサを付ける
できるだけ低電圧で動作させる
【最重要】リポの取扱いには十分注意する(最悪火事になる)
例:深く放電しない(動かなくなるまで使わない)・充電中は温度管理+目を離さない・異常を感じたら使わない・物理的負荷をかけない
3.ソフト
ESP-NOWはブロードキャストしない
できれば2系統の操縦方法を用意する
(慣れてきたらおススメ:M5Unifiedを使って送受信のプログラムを同一にする)
4.製作
すぐ作ってすぐ試そう
壊しながら改良するつもりでサイクルを早く回す
5.操縦
8の字(スラローム)運転で練習すべし
対面操縦をマスターせよ
移動しながら攻撃できるように練習だ(要コントローラ)
6.運用・心構え
高い所から落とさない(床で遊ぶ)
踏まない・蹴らない様にする
常に暴走する可能性があることを意識する
試合での破損は強くなるチャンスだと思う(泣かない)
【参考】構成選択、部品選定
前回記事末尾でも紹介しましたが構成例です。私の方ではロボット構成案2Aと双方の案4を試しましたので、プログラム公開予定です。
・おすすめロボット構成 3案
既製品 1…2…3 自作
案1:M5Atom+ServoKit(バッテリ内蔵)
案2A:M5Capsule(バッテリ内蔵)+サーボ接続基板
案2B:M5StickC+2(バッテリ内蔵)+サーボ接続基板
案3:M5Atom+サーボ接続基板+バッテリ
(案4:レパード基板 2024年発売予定?)
・おすすめコントローラ構成 3案
上記のM5シリーズと組合せる前提
案1:スマホ(FlexConsole or Blynk IoT想定 参考)
案2A:M5Stack Core2のタッチパネル
案2B:M5Stick系のIMU(傾けて操作)
案3:M5系のJoyStick Unit
(案4:小型コントローラ 2024年発売?)
【参考】試作済ロボ
ミニマム構成なので設計の参考にはしない方が良いですが、取敢えず動いている例として試作済のロボを紹介します。練習試合の雰囲気としては以下の通りです。
構成としては以下の二通りで、後者のフレームはThingiverse にUPしています。
1.自作レパード基板+360°サーボx2+LEGOシャーシ+180°サーボ+フレーム
2.M5Capsule+自作サーボ接続基板+360°サーボx2+LEGOシャーシ+180°サーボ+フレーム